安房峠トンネル(4,370m)
中部縦貫自動車道(安房峠道路)
平湯IC〜中ノ湯IC
長野県・岐阜県
飛騨山脈の活火山地帯をぶち抜くトンネル
上高地の横にある
工事終盤に大規模な水蒸気爆発が発生し作業員が死亡している
この時死体は立ったままの状態で見つかった
この事故の影響でトンネルのルートが変更となった
そのため長野県側トンネル出口付近には急カーブが存在する
また当時の予定ルートに建てられた橋脚などは現在もそのまま放置されているためかなり不気味
ヒエッ
なお高速道路であることは誰も知らない模様
ここ最近ようやく岐阜-長野間の建設に関しても協議が始まった
おそらく土砂崩れで国道が使い物にならなくなった経緯があったからだろうが協議するのが20年遅いわ
これ茹で上がって死んだって事?
これ通ったことあるけど変な道やったな
長いしカーブ多いし
山の中で急に高速が現れた気分やったわ
こんなん重くホラーやん!
青函トンネル(53,850m)
北海道新幹線・津軽海峡線
中小国駅〜木古内駅
北海道・青森県
北海道と本州を結ぶトンネル
交通機関用トンネルとしては現在スイスのゴッタルドベーストンネルに次いで世界2位の長さを誇る
新オーストリア工法(NATM)により掘られた長大トンネルの最初の例となった
海底を通るトンネルということで軟弱地盤・異常出水により工事は困難を極めた
それに加えて工事現場での人命が今ほど重要視されていなかった時代背景もあり多くの死者が出た
未だに出水は続いており常時ポンプによる排出が行われている
割と怖いトンネルなんやな
>未だに出水は続いており
ヒェッ…
あまり詳しくは知らないんやけど外環トンネルは1500億×4くらいみたいや
飛騨トンネル(10,710m)
東海北陸自動車道
白川郷IC〜飛騨清見IC
岐阜県
岐阜県を通る東海北陸道のトンネルで道路トンネルとしては日本で3番目の長さを誇る
2007年に開通し平成最後の巨大プロジェクトとも言われた
籾糠山といういかにもヤバそうな名前の山をぶち抜いているトンネルで、トンネル掘削以前にはまともに地質調査も行われていなかったため「掘ってみないと分からない」と言われる始末だった
トンネルボーリングマシン(TBM)を使用して掘削が行われるも非常に強力な地圧(土被り1,000m以上)、湧水(毎分70t,青函トンネル以上)、複雑な地質(破砕帯が極めて多く存在する)の影響で2台のボーリングマシンが壊された
加えてトンネルの立地が山奥であり物資の搬入すら困難な場所であったため多くの歳月を費やすこととなった
このボーリングマシンの外壁は現在そのままトンネルの壁面として使われている
なおこれだけの難工事であったのにも関わらず奇跡的に死者は0名だった
運転しづらいトンネル1位
ここに通そうとした奴が無能すぎる
一回走ったけど頭おかしくなりそうな長さだった
毎分70トンとかそれもう川やん
中山トンネル(14,857m)
上越新幹線
高崎駅〜上毛高原駅
群馬県
上越新幹線のトンネル
上越新幹線にはこの他にも全長が20kmを超える大清水トンネルが存在しており、建設計画時はそちらが難航時になると予想されていたが、このトンネルはそれをはるかに上回る難工事となった
地質調査をまともに行わずに工事を始めるという杜撰な計画のせいもあり、大滞水塊(地下水を蓄えた巨大な空洞)をぶち抜いてしまう
その影響で毎分80tという信じられない量の出水が起きた(青函トンネルの出水量は毎分20tほど)
結果、トンネルの一部を放棄し大体水塊部分迂回するように設計が修正された
その影響でトンネル内にカーブが存在し、現在上越新幹線はこのトンネル内で速度を160kmまで落として運行している
これは大人しく渋川〜水上の地上ルート採用しとくのが正解やったな
河岸段丘ダム作ったら水底に沈むはずやった
今のシーズン雪でまともに動けなそう
アクアラインも極めて難しい工事であったのは間違いないんやがこのtop5に割って入れるかと言われたら無理やと思うから今回はランク外や
アクアラインは掘削が難しかったのは当然なんやが、その他に浮力対策でも苦労したトンネルやね
鍋立山トンネル(9,117m)
北越急行ほくほく線
まつだい駅〜ほくほく大島駅
新潟県
新潟県上越市・十日町市に跨がるトンネル
工事中に泥火山というやべー地質をぶち抜いてしまいとんでもない難工事となる
トンネルの9割は建設開始7年で完成していたものの最後の645mの掘削に22年を費やした
最後の645mを掘削している際に泥火山に衝突
非常に流動性の高い泥と可燃性ガスが強大な地圧により噴出する
非常手段への対抗策として当時最新鋭のトンネルボーリングマシンを投入するも地山の強度が低くカッターが拘束されてしまう
そしてボーリングマシンの後退速度(毎分6cm)より地山の押し出し(毎分10cm)の方が強くなり制御不能となってしまう
結果、1ヶ月で-100mという信じられない結果を残すこととなった
この後もまるで博覧会のように様々なトンネル掘削方法が投入されるもことごとく敗北
結局は工費が跳ね上がるため最終手段であった薬液注入で地質を強引に固め、手彫りで掘りすすめるという原始的な工法により工事が行われた(日進50cm)
断面の面白さ書かない無能
鍋立山トンネルは語れることが多すぎて面白い点や興味深い点に触れ始めたら日が暮れてまうわ
掘削工事でマイナスなんてあるのか…
掘ったところが湧いたでてきた泥で埋め戻されたんやで
滅多に起こることちゃうけどな
最新鋭の掘削機械導入したのに流動性のある泥と火山ガスが大量に噴き出してきて今まで苦労して掘削した箇所埋め戻されてるから当時の工事関係者はほんまに絶望したと思う
草
手彫り!?
草
マイナス100mは草
手彫りってお前らが想像するようなものじゃないからな
工事しない方が得したのでは?
わいの地元で草
八箇峠トンネルも似たような感じだな
安房峠同様爆発死亡事故も起きた
新潟は結構ガスやら火山やら多いあの辺
石油も湧くからな
地元だwそんなに大変だったのかw
草
これ読むと薬剤注入したくないって未練がましく他の工法試しては失敗し続けただけだよな
アホなだけじゃん
黒部第三ダムの工事トンネルは何位?
関電トンネルはtop10に入れたい
ただ個人差あるとは思う
そっちは黒四や
黒三は高熱隧道の方
>>77
すげー詳しくてくさ
すまん見間違えてたわ
仙人谷ダム資材運搬トンネルは施工管理に問題がありすぎるわ
命が粗末に扱われてた時代とはいえ流石にひどい
青崩峠のトンネルはいつできるんや?
調査坑の掘削はもう終わって、本坑の掘削も始まってるからそのうちできる
だけど調査坑掘削時にも軟弱地盤の影響を受けてトンネルの変形があったみたいやから時間はかかるんちゃうかな
日シリ巨人トンネルは?
ロッテトンネルよりはマシ
中央環状の山手トンネルか?
他の地下構造物に影響を及ぼさないように緻密な掘削が求められたトンネルで難易度が高いのは間違い無いんやがこのtop5には割って入れないかなって思う
仙人谷ダム資材運搬トンネル(高熱隧道)とかか挙げられるやろな
比べエリアのトンネルは全体的にえぐいわ
リニアは相当難航するはずや
中央構造線の影響で地質めちゃくちゃ&土被りがやばくてまともな掘削事例のない赤石山脈をぶち抜くのですらかなりの困難なのに首都圏と中京圏の大深度トンネルも雲行きが怪しいからなあ
今は静岡の水源問題で揉めとるけど、あれがなくても2027開業は正直厳しいやろなって思ってる
地質調査を全くやってないわけではないんや
過去の地質調査データを生かしたり水平ボーリングでコアの採取とかはやってる
ただ、やっぱり地質調査だけで全てを知るのは難しくて想定外の事態が多々発生するのが現状や
想定外が起こるのが想定内ってか。工業製品の設計とは全く違うアプローチやな理解できんわ
それらの事例があって地質調査するようになったんやで
たどり着くのがむずかしいからやろ
全部地質調査コツコツやってから、掘削に取り掛かったらあかんのか?
地質調査もかなりコストかかるんか?
水平ボーリングによるコア採取とかで調査はしてるんや
ただ日本は火山、地震大国やからコアから予想できる地質を遥かに超えた軟弱地盤や湧水帯、地山不良帯に遭遇することが多々ある
サンガツ
今の人間の技術力じゃ知りきらんのやね
何のきっかけやねん
旅行に出掛けた時に飛騨トンネルの掘削記録の資料を買って魅力に取り憑かれた
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